鹿沼市議会 > 2017-03-22 >
平成29年第1回定例会(第6日 3月22日)

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  1. 鹿沼市議会 2017-03-22
    平成29年第1回定例会(第6日 3月22日)


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    平成29年第1回定例会(第6日 3月22日)        平成29年第1回鹿沼市議会定例会会議録(第6日) 開  議  平成29年3月22日(水)午前10時    日程第 1 議案第1号から議案第20号まで、議案第23号から議案第32号まで、及        び陳情第1号について(委員長報告、質疑、討論)  日程第 2 議案第1号及び議案第2号について(起立採決)  日程第 3 議案第16号及び議案第17号について(起立採決)  日程第 4 議案第3号から議案第15号まで、議案第18号から議案第20号まで、議        案第23号から議案第32号まで、及び陳情第1号について(採決)  日程第 5 報告第5号について(提案理由の説明)  日程第 6 議員案第1号及び議員案第2号について(採決)  日程第 7 特別委員会委員の選任について 追加日程  日程第 8 議員案第3号について(採決) 会議事件  議案第 1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算について  議案第 2号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について
     議案第 3号 平成29年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算について  議案第 4号 平成29年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計予算について  議案第 5号 平成29年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計予算について  議案第 6号 平成29年度鹿沼市介護保険特別会計予算について  議案第 7号 平成29年度鹿沼市後期高齢者医療特別会計予算について  議案第 8号 平成29年度鹿沼市粕尾財産区特別会計予算について  議案第 9号 平成29年度鹿沼市清洲財産区特別会計予算について  議案第10号 平成29年度鹿沼市水道事業会計予算について  議案第11号 平成28年度鹿沼市一般会計補正予算(第3号)について  議案第12号 平成28年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第3号)につい         て  議案第13号 平成28年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計補正予算(第2号)につ         いて  議案第14号 平成28年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)について  議案第15号 平成28年度鹿沼市財産区管理会特別会計補正予算(第2号)について  議案第16号 第6次鹿沼市総合計画基本構想の廃止及び第7次鹿沼市総合計画基本構想         の策定について  議案第17号 第7次鹿沼市総合計画基本計画の策定について  議案第18号 市道路線の認定について  議案第19号 市道路線の廃止について  議案第20号 市道路線の変更について  議案第23号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の一部改正について  議案第24号 鹿沼市一般職非常勤職員等の勤務条件に関する条例の一部改正について  議案第25号 鹿沼市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正について  議案第26号 鹿沼市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一         部改正について  議案第27号 鹿沼市長等の給与の特例に関する条例の一部改正について  議案第28号 基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について  議案第29号 鹿沼市手数料条例の一部改正について  議案第30号 鹿沼市保育所条例の一部改正について  議案第31号 鹿沼市児童館条例の廃止について  議案第32号 鹿沼市保健センター条例の廃止について  陳情第 1号 「横根太陽光発電所建設差し止めの措置実現に向けた陳情  報告第 5号 専決処分事項の報告について(工事請負契約の変更)  議員案第1号 鹿沼市議会委員会条例の一部改正について  議員案第2号 市行政推進調査特別委員会の設置について  議員案第3号 前日光県立視線公園内「横根太陽光発電所」建設に関する規制強化を求め         る意見書の提出について 出席議員(23名)    1番   石  川  さ や か    2番   鈴  木     毅    3番   島  田  一  衛    4番   阿  部  秀  実    5番   加  藤  美 智 子    6番   市  田     登    7番   佐  藤     誠    8番   舘  野  裕  昭    9番   荒  井  正  行   10番   大  貫     毅   11番   鈴  木  敏  雄   12番   谷  中  恵  子   13番   津 久 井  健  吉   14番   小  島     実   15番   湯  澤  英  之   16番   増  渕  靖  弘   17番   横  尾  武  男   18番   関  口  正  一   19番   鰕  原  一  男   20番   大  島  久  幸   21番   赤  坂  日 出 男   23番   大  貫  武  男   24番   船  生  哲  夫 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長      佐  藤     信    環境部長    高  村     茂  副市長     松  山     裕    都市建設部長  鹿  嶋     敏  総務部長    渡  辺  克  明    水道部長    渡  邉  政  幸  財務部長    水  嶋  俊  彦    消防長     上  澤  広  美  市民部長    小 太 刀     亨    教育長     高  橋  臣  一  保健福祉部長  御 地 合  晋  守    教育次長    田 野 井     武  経済部長    杉  江  一  彦 事務局職員出席者  事務局長    石  川  佳  男    議事課長    金  田     毅 ○横尾武男 議長  ただいまから本日の会議を開きます。  (午前10時45分) ○横尾武男 議長  現在出席している議員は23名であります。  本日の議事日程を事務局長に朗読させます。 ○石川佳男 事務局長  議事日程を朗読。 ○横尾武男 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算についてから議案第20号 市道路線の変更についてまで、議案第23号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の一部改正についてから議案第32号 鹿沼市保健センター条例の廃止についてまで、及び陳情第1号 「横根太陽光発電所建設差し止めの措置実現に向けた陳情についてまでを議題といたします。  各委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長、小島実議員。 ○小島 実 総務常任委員長  おはようございます。  ただいまから総務常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案12件でありました。  これに対し去る15日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第8号、議案第9号、議案第11号中関係予算、議案第15号、議案第16号、議案第17号中関係施策、議案第23号から議案第27号につきましては、全会一致で原案を可とするものと決しました。  何とぞ議員各位の賛同をお願いいたしまして、総務常任委員会の審査の結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  環境経済常任委員会委員長、増渕靖弘議員。 ○増渕靖弘 環境経済常任委員長  ただいまから環境経済常任委員会の審査結果についての報告をいたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案8件、陳情1件でありました。  これに対し去る15日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第3号、議案第4号、議案第5号、議案第11号中関係予算、議案第12号、議案第13号、議案第17号中関係施策につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  また、陳情第1号につきましては、全会一致で採択すべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、環境経済常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  文教民生常任委員会委員長、谷中恵子議員。
    ○谷中恵子 文教民生常任委員長  ただいまから文教民生常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案11件でありました。  これに対し去る16日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第6号、議案第7号、議案第11号中関係予算、議案第14号、議案第28号、議案第30号から議案第32号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  また、議案第1号中関係予算、議案第2号及び議案第17号中関係施策につきましては、挙手採決により、原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、文教民生常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  建設水道常任委員会委員長、大貫毅議員。 ○大貫 毅 建設水道常任委員長  ただいまから建設水道常任委員会の審査結果について報告いたします。  今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は議案8件でありました。  これに対し去る16日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審議を行いました結果、議案第1号中関係予算、議案第10号、議案第11号中関係予算、議案第17号中関係施策、議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第29号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。  何とぞ議員各位の賛同をお願いいたしまして、建設水道常任委員会の審査結果についての報告を終わります。 ○横尾武男 議長  各委員長の報告は終わりました。  各委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。  別段質疑もないようですので、以上で各委員長に対する質疑を終結いたしました。  これより討論に入ります。  発言の通告がありましたので、順次発言を許します。  4番、阿部秀実議員。 ○4番 阿部秀実 議員  議席番号4番、日本共産党、阿部秀実です。  私は、議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算について、議案第2号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について反対の立場で討論をいたします。  反対の理由は、鹿沼市で国民健康保険に加入する多くの市民の方から、国民健康保険税が高すぎて払うのが大変、社会保険と比較すると大きな差があり、引き下げてほしい、また大切な保険制度なので払っているが、家計を圧迫していて生活が大変という声があります。  このことは、市長を初め、執行部の皆様、そして議員の皆様もご周知のことと思います。  この高い国民健康保険税を引き下げることは、健全な市民生活の営みと鹿沼市の明るい未来の第一歩になると私は考えています。  平成29年度の事業予算での第7次鹿沼市総合計画に基づくそれぞれの施策は、私も賛同をいたします。「花と緑と清流のまち」、そして「笑顔あふれる人情味のあるまち」を将来の鹿沼市の都市像とし、3つの基本目標では、まず「人」を優先したまちづくりであります。  この鹿沼市のまちづくりの原点は、市民の生活であり、主人公である市民一人一人が心豊かに暮らすことができてこそ、まちに人情味と笑顔があふれ、花や緑や川など、自然を大切にする心も生まれるのではないでしょうか。  新たな総合計画のスタートになる節目の年であり、国民健康保険に加入する市民の切実な声が多くあるにもかかわらず、引き下げに取り組むための第1号議案の一般会計からの国民健康保険特別会計予算への繰出金がないことと、第2号議案で引き下げがない国民健康保険税の予算に対し、反対といたします。  鹿沼市の平成28年度当初の国民健康保険加入世帯は1万4,395世帯で、2万5,028人です。これは鹿沼市の総世帯数3万5,480世帯の約40%と多くの方が加入しています。  厚生労働省の平成25年の調査では、加入者のうち、年金等で暮らす無職の方が43%、労働者が35%、自営の方が14%、その他が5%となっています。  この構成の中で、約8割近くが無職と非正規労働者ということがうかがえます。  加入者の平成28年度平均年収は、120万円です。  鹿沼市のホームページ、国民健康保険に関する説明に掲載されている一つのモデル世帯での税額計算では、4人家族でうち子供が2人という世帯で、総所得額300万円の場合、37万1,800円という概算額が計算されています。このモデル世帯の場合、国民健康保険税が収入の12.4%にもなります。夫婦の国民年金約36万円、そして市税を納め、家賃の支払いなどがあると、生活費は年間200万円前後となり、毎月約17万円前後で家族4人がやりくりをしなくてはなりません。更に、子供の人数が増えると、国民健康保険税は増えることになり、人口減少問題の鍵となる少子化対策にも逆行していると言わざるを得ません。  また、シングルマザーの場合は、平均年収は181万円としています。  こうした状況の中での生活は、市税のほかに国民健康保険税と国民年金を納め、家賃などの支払いをすると、光熱費を含めて、毎月10万円を切る生活費で暮らしていかなくてはならなく、塾や習い事をあきらめ、食事も満足にとれない生活を強いられているのではないでしょうか。  鹿沼市の国民健康保険税を別のモデルケースで計算すると、その一つの例として、30代独身、年収400万円、固定資産税はゼロの場合に、32万7,170円となり、同じケースの全国平均額は27万253円であり、5万6,917円鹿沼市は高くなります。  もう1つのモデルでは、40代4人家族、年収550万円、固定資産税10万円と仮定した場合に、国民健康保険税額は、69万9,090円となります。全国平均58万8,196円からでは、11万894円高くなります。  高齢者世帯のケースでは、70代2人暮らしで、年金収入が340万円、固定資産税8万円とした場合、21万1,650円で、全国平均15万9,539円からは、5万2,111円高い計算となります。  1つ目の30代独身の計算額を栃木県内の自治体で比べると、鹿沼市の30代独身、32万7,170円に対し、一番低い自治体では、22万5,740円で、10万円以上の差になり、近隣の宇都宮市や栃木市と比較しても、約7万円高いというのが鹿沼市の現額です。  国民健康保険税をやっとの思いで納めたが、医療費代を捻出できないために、医療機関に行くことをためらうようになっては本末転倒になってしまいます。  国民健康保険は、そもそも加入者の大半が低所得者であることを想定して制度設計がされてきました。  1961年に国民全てが公的医療保険に加入する国民皆保険体制が整えられ、スタートしたものです。医療費の45%を国庫金で負担することが定められ、1983年までは歳入の60%が国庫支出金でした。  しかし、1984年以降、その割合がどんどん低下し、その減額分は保険者と被保険者が負担を余儀なくされてきました。  さて、鹿沼市の国民健康保険は、栃木県保健福祉部国保医療課で公表している「栃木県市町村国民健康保険の財政状況等」によれば、平成24年度までは赤字決算となっていましたが、平成25年度は税率改正に伴う一般会計からの法定外繰り入れもあり、単年度収支では5億2,461万8,197円の黒字となり、栃木県内第3位の黒字決算となりました。  平成26年度では、単年度収支3億9,310万4,625円と、栃木県内第2位の黒字です。  そして、平成27年度、昨年度の決算では、4億818万4,755円の単年度黒字となり、こうした国民健康保険会計の決算から、運営基金への積み立てをしており、これまでの基金の累計は11億円を超えることになり、見方を変えれば、ため込み金と批判される懸念もあります。  この積み上げられた運営基金に対し、市の説明では、流行性疾患などで医療費が上昇したときでも国民健康保険運営の健全化のためとしています。  しかし、流行性疾患におけるパンデミックや大きな災害時の負傷者などへの医療体制は、1つの自治体財政で背負うことよりも、厚生労働省、あるいは内閣府からの国庫金などによる特別支援があると考えます。  鹿沼市は、不測の事態に対する国民健康保険の医療費増大を想定した試算やシミュレーションを明確にしていないままでの基金の積み上げは、健全な財政とは言えないのではないでしょうか。  国における国民健康保険税に対する基金の積み立ての規定は、国民健康保険法の中で昭和26年厚生省保健局通知国民健康保険税並びに会計中勘定創設に伴う財務の取扱いについて」で指針として示された過去3カ年の医療給付費の平均額100分の5以上としており、この通知がなされて64年が経過した中でも、年次的に改正されながら、現在もこの基金額が目標数値として示されています。  ここから算出する鹿沼市の基金は、約4億円から6億円が妥当ということになり、決算の十分すぎる黒字、そして十分すぎる基金が整っているということになり、鹿沼市民から高すぎると多くの声がある国民健康保険税の引き下げに一般会計からの繰り入れを行い、負担軽減をするべきです。  更に、決算資料から栃木県内14市の比較表によると、国民健康保険税の1人当たりの負担額は、鹿沼市が1位となっています。  その一方で、医療給付金は全体で6位と比例していません。  平成27年度鹿沼市国民健康保険特別会計決算での諸収入では、延滞金の徴収が示されたものですが、平成27年度当初の予算では、1,540万9,000円で計上していることに対し、決算では執行率196.4%の3,026万6,758円とほぼ2倍の延滞金を徴収しています。  栃木県の調査で、滞納世帯の比率が高い鹿沼市の国民健康保険加入者の納税などに苦しい状況がこの数字にも表れているということではないでしょうか。  滞納している世帯に対し、通常の国民健康保険被保険者証を取り上げ、代わりに発行している6カ月ごとに更新しなくてはならない国民健康保険短期被保険者証の発行は821世帯、比率5.78%、医療機関の窓口で10割を支払い、滞納分を納めれば、後から返金手続ができる被保険者資格証明書の発行は609世帯、比率4.2%と前年度より増えた数字であり、国民健康保険の支払いに窮している市民が増加傾向にあるということがうかがえるものであります。  高い国民健康保険税が生活を圧迫し、市民生活が破綻する恐れや貧困の連鎖を招くなど、持続可能な社会の形成や地方自治体、鹿沼市としての存在意義も危惧するところであります。  国民健康保険運営基盤の安定を図るために、財政の健全化を優先させることは、その一方で、市民の小さな声、暮らしの切実な声をないがしろにしているということではないでしょうか。  一般会計の法定外繰り入れに対し、市の説明では、栃木県や国の指導から不適切であるとしていますが、全国では多くの自治体が多額の法定外繰り入れを行っているところも少なくはありません。  平均国民健康保険税を下回りながらも、市民生活の負担軽減のために、法定外繰り入れを行っている自治体もあり、平成26年度調べで全国552の自治体で取り組んでいます。  国民健康保険は、社会保障制度の一つであり、公費負担、事業所負担、応能による国民健康保険税負担による強制加入制度です。  社会保障制度でもあるため、所得の再分配によって、住民の暮らしを守るものであると思います。  現役を引退した方など、ほとんどの市民はやがて国民健康保険に加入をしていきます。そうした考えから公費負担、一般会計からの繰り入れは公平だと考えます。  鹿沼市の国民健康保険は、赤字を解消して、単年度収支で黒字が続いています。  国民健康保険の事業は、平成30年度より都道府県単位の広域化へ移行します。安定的な財政運営や効率的な事業の確保などを理由としていますが、実際にはどのようになるかはまだ誰もわかっていない部分があります。  しかし、鹿沼市は栃木県から請求される国民健康保険税の鹿沼市加入者分の分担金を納めることになります。  市は、その財政確保のために、徴収率を高めようとすれば、国民健康保険に加入している市民はますます厳しい状況になりかねません。  そのためにも、この平成29年度のうちに国民健康保険税の引き下げを行い、負担軽減を図り、加入する市民の生活支援が安定的な鹿沼市の国民健康保険事業の運営となり、結果的には都道府県単位の広域化にも安定した移行ができるということではないでしょうか。  本日、本会議の採決に向けて、反対討論を述べておりますが、第7次鹿沼市総合計画に基づく事業に対しての予算など、後退させるような反対討論ではありません。安定する国民健康保険事業によって、市民の安心暮らしづくりと少子化対策、子育て、貧困対策として、前に進むための討論としています。引き下げを要望する市民の切実な声がたくさんある中、本日ご清聴いただいております議員の皆様のご賛同をお願いをいたしまして、以上、私の討論とさせていただきます。 ○横尾武男 議長  引き続き発言を許します。  14番、小島実議員。 ○14番 小島 実 議員  賛成討論を行います。  私は、今議会に提出された議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算について、議案第2号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場から意見を申し上げます。  総論を申し上げますと、今議会に提出されました予算案は第7次鹿沼市総合計画の初年度に当たり、市民の目線に立ち、市民との協働によるまちづくりに向け、きめ細かな施策展開を図ろうとする市長の政治姿勢を反映したものであり、私は大きな評価と絶大な賛意を表すものであります。  まず議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算につきましては、予算総額381億5,000万円、北押原中学校屋内運動場改築工事の完了などにより、前年度対比では1.4%の減となりました。  歳入につきましては、市税において、前年度比0.5%の微増にとどまったほか、地方交付税、国県支出金、各種交付金などの依存財源についても、引き続き予断を許さない状況であるなど、苦しいやりくりを迫られたものと考えております。  特に、市債の発行に当たっては、合併特例債や辺地債等、有利な起債を厳選されたほか、交付税の代替財源として発行される臨時財政対策債については、今後の負担を考慮し、極力抑制されたことなど、将来にわたる財政運営の健全化にも努められたものと評価するものであります。  次に、歳出につきましては、限られた財源を対応すべき課題に重点的かつきめ細かに配分され、各分野にわたり施策の推進を図られたものと考えております。  その中でも、地域住民の主体的な活動を支援する「地域の夢実現事業」、鹿沼市花木センター観光いちご園のハウス増設や、新商品開発支援等の「いちご市」推進事業、鹿沼産材の活用促進事業、新産業団地の整備推進など、昨年の市長選挙における市長の公約に掲げられた5大プロジェクトについて、早期の具現化が図られることに加え、北小学校耐震化事業や新庁舎整備事業、小学校へのエアコン整備事業、市道5047号線、鹿沼駅東通り等の道路の整備事業、「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」を生かしたシティプロモーションの強化、災害対策用発令判断システムの導入により、防災対策機能の強化、産後健診の実施等による出産前後における母子ケア体制の強化、子育て世代包括支援センターの開設などに取り組み、教育・福祉の充実、都市基盤の整備など、市が直面する多様な課題に対応し得る予算案であると考えております。  次に、議案第2号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算についてでありますが、国民健康保険は、国民皆保険の中核的役割を担い、地域住民の医療の確保と健康の保持・増進に大きく貢献しております。  しかしながら、医療保険制度を取り巻く情勢を見ると、医療技術の高度化や高齢化の進展などにより、医療費は増加しており、特に高齢者の加入率が高い、国民健康保険国民健康保険税収入が伸び悩む半面、歳出において保険給付費の増加傾向を継続しているといった、構造的な問題があり、財政基盤は脆弱な状況であります。  こうした中、国においても将来にわたり持続可能な社会保障制度の確立を図るため、国民健康保険の財政運営主体について、都道府県単位に移行する制度改正を平成30年度に実施する見込みであります。  その内容は、国の支援体制のもと、都道府県については安定的な財政運営や効率的な事業運営の確保など、国民健康保険運営の中心的な役割となり、市町村では、税の徴収、資格管理、保険給付の徹底、医療給付費の抑制を図るため保健事業の充実など、国民健康保険にかかわる多くの業務が引き続き行われることとされております。  こうした大きな変革期において、国・県・市が一体となって国民健康保険制度を支える体制が整備されていく中で、今後の推移を慎重に見守っていく必要があります。  これらを踏まえまして、本市の国民健康保険特別会計の平成29年度予算は、歳入においては国民健康保険制度の維持・安定のために保険財政共同安定化事業や国県支出金並びに前期高齢者交付金等を的確に見積り計上されております。  なお、繰入金におきましては、平成29年度予算でも、一般会計の法定内・法定外繰り入れを見込んでおりますが、法定外繰り入れにつきましては、特別な事情による医療費の増大等がなければ、繰り入れを行わずに運営ができるものと聞いております。  また、歳出においては、保険給付費、後期高齢者医療支援金はもとより、特定健康検査などに要する事業費を計上し、国民健康保険加入者の健康保持・増進及び医療費適正化のための保険事業費の必要額が確保されており、健全な財政運営を具現化したものと考えますが、執行部には国民健康保険税の収納率向上及び医療費抑制のために、取り組みを強化されることをお願いいたしまして、賛成するものであります。  以上、各議案については、賛成の立場で発言をいたしましたが、議員各位におかれましては、賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げ、賛成討論を終わりといたします。 ○横尾武男 議長  以上で討論を終結いたします。  続いて、日程第2、議案第1号 平成29年度鹿沼市一般会計予算について及び議案第2号 平成29年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第1号及び議案第2号については。  佐藤誠議員。 ○7番 佐藤 誠 議員  議案第1号と議案第2号を別々に採決することを望みます。  以上です。 ○横尾武男 議長  ただいま佐藤議員からそういう意見がございましたけれども、こちらの予定で執行してもよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  佐藤議員、そういうことで。  それでは、もう1回お諮りをいたします。  議案第1号及び議案第2号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決をいたします。  お諮りいたします。付議案件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数)
    ○横尾武男 議長  結構です。起立多数と認めます。  起立多数であります。  したがって、付議案件については、委員長報告どおり決しました。  続いて、日程第3、議案第16号 第6次鹿沼市総合計画基本構想の廃止及び第7次鹿沼市総合計画基本構想の策定について及び議案第17号 第7次鹿沼市総合計画基本計画の策定についてを議題といたします。  お諮りいたします。議案第16号及び議案第17号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決をいたします。  お諮りいたします。付議案件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○横尾武男 議長  起立多数であります。  着席ください。  起立多数であります。  したがって、付議案件については、委員長の報告どおり決しました。  続いて、日程第4、議案第3号 平成29年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算についてから議案第15号 平成28年度鹿沼市財産区管理会特別会計補正予算(第2号)についてまで、議案第18号 市道路線の認定についてから議案第20号 市道路線の変更についてまで、議案第23号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の一部改正についてから議案第32号 鹿沼市保健センター条例の廃止についてまで、及び陳情第1号 「横根太陽光発電所建設差し止めの措置実現に向けた陳情についてまでを議題といたします。  お諮りいたします。議案第3号から議案第15号まで、議案第18号から議案第20号まで、議案第23号から議案第32号まで、及び陳情第1号については、直ちに一括採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに一括採決したいと思います。  お諮りいたします。付議案件については、各委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、各付議案件については、各委員長の報告どおり決しました。  次に、日程第5、報告第5号 専決処分事項の報告について(工事請負契約の変更)を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  追加報告について、ご説明を申し上げます。  報告第5号 専決処分事項の報告につきましては、平成28年7月4日、第52号議案として議決された鹿沼市立北押原中学校屋内運動場改築工事が、その後一部設計変更により、3億4,692万8,400円となるので、契約の金額を変更したものであります。  以上で説明を終わります。 ○横尾武男 議長  提案理由の説明は終わりました。  次に、日程第6、議員案第1号 鹿沼市議会委員会条例の一部改正について及び議員案第2号 市行政推進調査特別委員会の設置についてを議題といたします。  お諮りいたします。議員案第1号及び議員案第2号については、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決をいたします。  お諮りいたします。議員案第1号及び議員案第2号については、原案どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員案第1号及び議員案第2号については、原案どおり決しました。  次に、日程第7、特別委員会委員の選任についてを議題といたします。  お諮りいたします。市行政推進調査特別委員会委員の選任については、鹿沼市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、市行政推進調査特別委員会委員の選任につきましては、議長において指名をいたします。  市行政推進調査特別委員会委員に議員23名を指名いたします。  委員の氏名は、議員全員でありますので、省略をさせていただきます。  ただいま指名いたしました議員23名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員23名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することに決しました。  市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選、並びに追加議案の協議のため、暫時休憩をいたします。  (午前11時26分) ○横尾武男 議長  休憩前に引き続き再開をいたします。  (午前11時45分) ○横尾武男 議長  ただいま市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選の結果の報告がありましたので、事務局長に朗読させます。 ○石川佳男 事務局長  朗読いたします。  なお、敬称は省略させていただきます。  市行政推進調査特別委員会委員長、船生哲夫。副委員長、大貫武男。  以上でございます。 ○横尾武男 議長  お諮りいたします。この際、議員案第3号 前日光県立自然公園内「横根太陽光発電所」建設に関する規制強化を求める意見書の提出についてを日程に追加し、議題としたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、この際、議員案第3号についてを日程に追加し、議題といたします。  お諮りいたします。議員案第3号については、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、直ちに採決いたします。  お諮りいたします。議員案第3号については、原案どおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○横尾武男 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、議員案第3号については、原案どおり決しました。  昼食のため、暫時休憩をしたいと思います。よろしくお願いします。  (午前11時47分) ○横尾武男 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 1時00分) ○23番 大貫武男 議員  議長。 ○横尾武男 議長  大貫武男議員。 ○23番 大貫武男 議員  動議を提出いたします。 ○横尾武男 議長  この動議に賛成の方はおりますか。  (「はい」と言う者あり) ○横尾武男 議長  賛成者がおりますので、この動議は成立いたしました。  直ちに本動議を議題として、提出者の趣旨の説明を求めたいと思います。  動議の内容をお知らせ、いや、その場で。  (「その場でやるの。前って言ったじゃん」と言う者あり) ○23番 大貫武男 議員  動議の提案理由を説明いたします。  3月10日の鰕原一男議員の市政一般質問中、大項目「第7次鹿沼市総合計画について」の中で、市長の答弁に対し、「うまく手玉にとったな」等、不穏当な発言がありました。  各派幹事会においても取り消しを求めたところでありますが、「うまく手玉にとったな」の部分については、発言を取り消さないということでございますので、本動議を提出し、発言の取り消しを求めるものであります。  続けて。 ○横尾武男 議長  結構です。 ○23番 大貫武男 議員  この件につきましては、各派幹事会で長時間にわたりまして議論をしてきた関係があります。そのときに出席した議員全員が削除を求めるということで、全会一致で話は進んでまいりました。  その間、鰕原議員に対しては、正副議長、会派の代表である増渕議員も説得をしてまいりましたけれども、削除については同意できないということであります。  また、議長においても、様々な形で努力をしてきたことに対して、私は敬意を表したいと思います。  私は、多くの発言を訂正するのではなく、「手玉にとったな」という、このことだけについて私は発言の取り消しを求めるものであります。  幹事会において、全員一致でそういう議論になったにもかかわらず、こういう形になって、動議を提出せざるを得ない、私も大変残念に思っています。  それと同時に、議長の度重なる説得にもかかわらず、こういうことになったことは、議長の権威に対する私は甚だ不適当な対応だというふうに思わざるを得ません。  議会は、議長を中心にして、各会派の幹事会において、様々な議論をしてきたのが、これまでの鹿沼市議会の通例であるというふうに私は理解をしています。  そういう点においても、今度の件については、異例であるというふうに私は考えますので、皆さんのご賛同を得たいと思っています。  最後に申し上げますけれども、この訂正を求める問題について、言論を封鎖するようなことで、私は削除を求めるものではありません。  議場は言論の府でありますから、様々な議論をしても結構です。  政策に、100%の政策は私はないと思っています。見方によっては賛成、見方によっては反対、これは当然あってしかるべき、民主主義の根本である市長選挙においての公約について、様々な議論があるのは、これは当然であります。そういう中にあって、私は「手玉にとったな」という発言だけは、削除をお願いしたい、これ一言でございます。
     重ねて申し上げますけれども、言論を封するような考えで、この動議を提出したことではないということを重ねて申し上げまして、私の言葉とさせていただきます。  どうぞご賛同をよろしくお願いいたします。 ○横尾武男 議長  鰕原議員、何か発言はありますか。 ○19番 鰕原一男 議員  発言を求めます。  議長よろしいでしょうか。 ○横尾武男 議長  はい。 ○19番 鰕原一男 議員  ただいま動議を求められたことについて、簡潔に私の意見を申し述べます。  私は、3月10日の市政一般質問において、地域総合振興型予算について、市長にお尋ねしました。昨年5月の市長公約は、市税のおおむね1%を地域の主体的な活用に委ねるとしていました。第7次鹿沼市総合計画では、1%の一部の予算の使い方を地域に委ねるとしています。  この変化について、市長に伺い、再質問においては、協働のまちづくりを推進するとして、市が財政支援する地域総合振興型予算、平成29年度の事業費は1億3,341万5,000円であるという説明があり、そのうち約75%、9,989万5,000円は、既にある、従来から交付している補助金でありますと言いました。公約では、市税のおおむね1%を地域の主体的な活動に委ねるとしていましたから、これでは未来への挑戦の公約から外れ、わずか0.25%では、公約に沿った施策の展開を期待できないのではないかと市長に再答弁を求めました。  市長の答弁の要旨は、長の役割というおのは、基本的な方向、方針を示すのが私の仕事だと思っていますので、それを具体的な形で制度設計をしていく、それはやっぱり職員の皆さんの仕事だというふうに思っているのです。出てきたものに対して、結果に対して責任をとるというのが、これが長の役割です。間はぬかしますが、一つの方向性が示された中で、どういうものが実施、実態に即して現実的で、そしてまたなおかつ鹿沼市の目指すべき方向として合致しているかと、そういうことを全て勘案して、一つの制度設計がされたということでありますから、その辺のところは、これは解釈の問題だというふうに私は思っておりますので、市民の皆さんは、そのことに対して、どう思うかということは、別の問題にして、決して変わったわけではない、そういうふうに申し上げておきたいと思いますとの、その旨の再答弁をいただきました。  それに対して私は、未来への挑戦、市税のおおむね1%を地域の主体的な活用に委ねると市長は言っていたのに、「市民をうまく手玉にとったなと思っております」と発言し、市民からは100万円を期待していたのに、25万円になったことがわかり、わかりやすかったとの評価も得ているところであります。  現職の市長が地域総合振興型予算に関して、おおむね市税の1%を予算化すると言っていたが、そのうち75%は既に従来から交付してきた予算であり、わずか25%を地域に委ねることになったこと、そして地域総合振興型予算に関しての要綱・要領がいまだに市民の前に示されず、予算編成がなされていること等、「手玉にとる」との表現は、的確な表現であると思っております。  テレビや会議を見て、「鰕原一男はこんなことを言っている」と言われても、結構でございますし、削除するつもりは一切ありません。  なお、私の発言に対し、取り消し、訂正を求める議員は、文書による提出をお願いしているところでありますが、いまだに文書による提出はありません。  言論の府である本会議における表現は、自由に意見を表明し、議論を展開し、熟議する議会の民主主義政治を支える礎であります。  今回の発言の取り消し、訂正を求めることは、言論の弾圧につながりかねない、重大な事件として私は危機感を持っていることをお伝えし、私の意見といたします。 ○横尾武男 議長  佐藤誠議員。  発言の理由を述べてからお願いします。 ○7番 佐藤 誠 議員  私は今回出されました動議に反対の立場より発言をお許しをいただいて、この場をお借りしております。  反対の立場と申し上げましたが、私は本来であれば、こういった動議自体をそもそも上げないという立場をとりたいと思っておりますが、しかし、民主主義のルール上、出された動議に対して、賛同者がおりまして、もうこうして議論というものが始まっております。どうあるべきかよりも、今どうであるべきかということを考えれば、今この場では私はその動議に対して反対をすべきだと思います。  理由は何点かあります。まず私個人に限って言いましても、今までこの場におきまして、いろいろ行き過ぎた、言い過ぎた発言や言動というのがあり、指摘をされました。本当に間違っていたものに関しては、私は訂正をしましたし、昨年実はこの3月の議会定例会で、60分間の間に50分間私がしゃべるというような、今までにないような言動に対しても、この場で申し上げますが、その後佐藤市長に対しては、議長同席のもと、謝罪をさせていただいたこともあります。  そういった私が、自身の言動や発言の反省なり訂正をしている私が言うのもどうかと思うかもしれませんが、この鰕原議員の「手玉にとったな」という発言、確かに聞いたほうにとっては、それはよくは聞こえないでしょう。  しかし、大切なのは、鰕原議員のその補助金に対しての鋭い見方ということこそ大切であるはずです。佐藤市長を応援した方もいる、いなかった人もいる。あの補助金というものを、佐藤市長を応援した人の中にもきっとどうかと思う人もいるかもしれない。しかし、議員としての鰕原議員のそういった見方があるという、その知見というものこそ、我々議会が求められていることであります。  確かに、あの発言を聞いた方にとっては、気持ちよい感じはしないかもしれませんが、その鋭い指摘に対して、敬意を表すならば、この「手玉にとったな」一言をもって動議を出して、こういった議場で時間を費やして、削除する、させないというのは、あまりにもばかばかしいことだと思います。これが通るのならば、仮に今後、今これから行われる採決で、多数決で発言が削除されるか、されないかはともかく、今後これから一生鹿沼市の議論の場において、誰かの何かの発言に対して、それは許せないと、誰かが動議を出す、もう1人が賛同する。こういった議論が延々と続くようになります。  鰕原議員には、今後ともその鋭い知見を市政発展のために尽くしていただくとともに、無駄なエネルギーを使わないように、発言に対しては、今後更なる配慮と洗練を求めますが、私はこの動議に関しては、そもそも動議を議論すべきではありませんが、採決をするのならば、私は反対の立場から意見を申し上げさせていただきました。  ありがとうございました。 ○横尾武男 議長  増渕靖弘議員。 ○16番 増渕靖弘 議員  先ほど来、動議が上がって、いろいろな反対、賛成の意見がありました。  私は、先ほど大貫武男議員の言ったことは全部事実であって、幹事会の流れはそのとおりであります。  ただ、私が言っているのは、議場で言う前に、幹事会の中で鰕原議員の発言、その発言に対して、私も副議長も議長も、その点をもっと違う適切な判断で、言葉の、柔らかい言葉というか、意思がちゃんときちんと伝わる、市長とか、市民に伝わるような言葉を選ぶべきではなかったのかということで、賛同というのはちょっと違うので、そういうことをすべきであったと、もっとそのことによってきちんと伝わることはたくさんあるよと、その言葉を選んだらどうだということだったのだけれども、鰕原議員の中では「私のこの発言は、こういう趣旨を言うためには必要である」という意見が述べられて、2時間の説得にも、「それは私の本意である」と、「議会議員としての責任と自覚のもとにこの発言をしたので、これは認めてください」ということであったので、私はそのことを幹事会にお伝えしました。  それだから、その後の経緯については、先ほど大貫武男議員がおっしゃったとおりでございますが、本来個人の一つの発言が、こういう本会議において動議を出されてやるべきことではないと私は思っております。本会議においては、市長含め執行部と議員が各々の中から建設的で、そしてよりよい市政を目指すために話し合うのが本来議場で論じるべきものであって、1人の発言を動議を出す、出さないということの賛否を問うということは、私はすごいナンセンスと疑問を感じております。  であるから、私はこの動議に対して、賛も否もいたしません。この動議を出すということは、先ほど佐藤議員も言ったように、延々と議会の中でこういう動議が繰り返されることに危惧を感じておりますので、私はこの場を退場することによって、その意思を表明したいと思います。  以上でございます。 ○横尾武男 議長  それでは、これより採決をいたします。  本動議に賛成の議員の起立を求めます。  (起立多数) ○横尾武男 議長  起立多数と認めます。  よって、本動議は可決されました。  議会の意思と重く受け止めていただきたいと思っています。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  これをもちまして、平成29年第1回鹿沼市議会定例会を閉会いたします。  (午後 1時19分)  上記会議録を証するため、下記署名いたします。    議  長   横  尾  武  男    副 議 長   津 久 井  健  吉    署名議員   荒  井  正  行    署名議員   湯  澤  英  之...